4 小林エリカさんの10年メモ


10年メモは、個人での使用はもちろん、
交換日記のような他者とのコミュニケーションや、
お店や部活動、コミュニティのような、時間を重ねて継続してゆく
場所や集団での使用も考えられますが、
作家でマンガ家の小林エリカさんの想像力は、
もっとべつのところにありました。



エリカさんの使い方

毎日、食べた食べ物をメモしています。
ギョウザとおにぎり、ほうれん草とチーズのカレー、駅前のパン屋で買ったりんごパン、
お友達にいただいたキャベツのスープ、ベーコンとかぶの炒め物コショウ味…
食べ物って思い出すだけでどうしてこんなにたくさんのことを同時に思い出すことができるんでしょう。
こんな風なのは食いしん坊な私だけでしょうか。

1年ごとにこのメモ帳をバトンタッチして、10年間、10人の食べ物を記すということを空想中。
そして、10年後にはその10人がひとところに集まって、
そのメモの中に書かれた食事をみんなで食べるのが締めくくりです。

さてさて実のところ日記を長く続けたことがないのでちょっぴりどきどきしています。
できるかな?
10年後、2022年4月1日金曜日、夜、
食事会は開かれるのか?!



エリカさんの近況

2012年5月16日にphewとの“Project UNDARK”としてCD『Radium Girls 2011』をリリース予定。
http://projectundark.com/




小林エリカ(こばやし・えりか)
1978年東京生まれ。2007-08年アジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でアメリカ、ニューヨークに滞在。現在、東京在住。2010年春よりkvinaメンバーと共に英語・日本語・エスペラント語三ヶ国語のセルフ・パブリッシング・シリーズLIBRO de KVINAをたちあげる。著書は小説に『空爆の日に会いましょう』、詩をモチーフにしたコミック『終わりとはじまり』(共にマガジンハウス)、 などがある。最新刊はアンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア)。http://www.homesickless.org/flowertv/


ご注文はこちら