11 amycco.さんの10年メモ





文鳥とパートナーのあきぴょんさんとの
日常をつぶやくツイッター(@_shiemi)が人気の
イラストレーターamycco.さん。

去年より10年メモをお使いとのことですが、
使ってみていかがですか?


amycco.さんの使い方

去年、お花見の帰りに寄った
京都のガケ書房で10年メモを見かけ、
とても気になって衝動買いしました。

1日1行でも書けばいいという
ハードルの低さのおかげで
気付けば1年近く続いています。

いろんなできごとをぎっしり書く日もあれば
「あまり何もできなかった」ばかり
書いている時期もあります。

だいたいは飼っている文鳥のことや
その日した仕事の内容、食べたものなどを
書いていることが多いです。





1年近く前のメモを見返すと、すでに忘れてしまっている
たわいもないやりとりやできごとがたくさんで、
何でもないような日常にこんなにたくさんの
小さいけれど特別なエピソードがあふれているのだな、
とあらためて気付き、そんな日々が詰まったこのメモが
ちょっとかわいく思えてきます。

10年メモの巻末の無地のページには、
この10年でできたらいいなーと思うことを書いています。

のんびりしていて人生の歩みがとても遅い私なのですが、
今見返したら4つものことがすでに実現していました。





SNS全盛で、つい人の歩みと比べてしまいがちな時代ですが
(それでもインターネットは大好きです。笑)、
10年メモの中には常に自分しかいません。

数ヶ月前の自分と、今の自分とだけ向き合える
静かな時間は心地いいものです。

日記としてはブログもときどき書いているのですが、
閉じた世界と開いた世界、両方があることで
バランスが取れていいなと思っています。

10年という長い年月の同じ日が1ページに詰まっていって
ひと目で見渡せるようになるのもロマンチックで
今からワクワクしています。

近況

2015年5月13日~31日まで開催される
『トリホリ3 ~インコと鳥の雑貨市~』のオープニングイベントとして
5月10日(日)にグランフロント大阪のうめきたSHIPホールで
オリジナルの文鳥グッズを販売します。
大阪駅下車すぐの会場です。よかったら遊びに来てください!
http://www.art-cocktail.net/toriholic.html




10年メモのご注文
取扱店







amycco.(エミコ)
イラストレーター。
雑貨や広告、雑誌などでイラストを描いています。
毎日文鳥に怒られている。
http://amycco.com/
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10 小古道具店 四歩 宮崎匠さんの10年メモ






「小古道具店 四歩 sippo cafe」

三鷹にある、カフェ併設の
古道具や日用雑貨を取り扱う雑貨店です。

初年度より「10年メモ」を取り扱っていただいています。




四歩ブログ






「暮しの手帖」花森安治グッズも充実



店主の宮崎さんは、奥様と一緒に、育児日記として
「10年メモ」をお使いいただいているとのこと。

使ってみていかがでしょう?


宮崎匠さんの使い方

去年、「10年メモ」が入荷したころに、妻が出産を控えていまして、
育児日記にちょうどよいと思い、はじめてみました。

娘が生まれてからほぼ毎日、成長を書きとめています。
今のところ「はじめて~した、できた」といった記述が多いです。
とくに何もなかった日は、何も書かないこともあります。





平日は妻、休みの日は自分、というように、
分担しながら、夫婦ふたりで書くようにしています。

仕事終わりが遅く、なかなか
娘との時間がもてないのですが、
帰宅してから、妻の書いた「10年メモ」を読むと
その日の娘の出来事を知ることができるので、
それが毎日のささやかな楽しみになっています(笑)。

その場に立ち会えなかった出来事を、
あとで共有できるのはうれしいですね。
一緒にいられる時間が少ないので、
なおさらそう思います。






もうすぐ2年目に突入するので、
1年前の娘の成長を感じながら書くのが
今から楽しみです。

書きながら、数年先の今日は、娘はどんなふうに育っていて
どんなことが書かれるのだろう、と、想像するのもいいものです。

じつは、書き終わった「10年メモ」を、
いつか娘にわたすつもりで書いています。

なんだか、未来の娘へ向けた、
長い手紙を書いているみたいですね(笑)。




10年メモのご注文
取扱店





宮崎匠(みやざき・たくみ)
1981年東京生まれ。
インテリアショップ「デイリーズ」での勤務を経て、
現在は姉妹店「小古道具店 四歩」店長。
主に古物、雑貨、家具の修理を担当。
http://www.sippo-4.com
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9 アマヤフミヨさんの10年メモ




Amleteron(アムレテロン)。

エスペラント語で「ラブレター」を意味するという、
不思議な響きの名前のお店が高円寺にあります。

取り扱っているのは、読書と手紙にまつわる、
レターセットやポストカード、アクセサリーなど。
知り合いに作ってもらったという壁一面の本棚には
古本や新刊本も並んでいてバラエティ豊かです。
「なnD」も取り扱ってもらっています)

本もラブレターのようなものかもしれません。

店主のアマヤさんは、2012年版の10年メモを
使っていただいていて、今年でもうすぐ3年目を迎えます。

どのように使っていますか?






アマヤフミヨさんの使い方

中、高校生の時、生徒手帳に毎日1行日記をつけていました。
前年の同じ日に何をやっていたかを見るのが楽しくて、
昨年の同じ日にわたしたちナニナニしてたらしいよ。なんて話すと、
ぶんちゃんの記憶力がすごい。と言われたものです。
それは記憶力ではなくて、実は記録力でした。

「10年メモ」をさぁ、はじめよう。と思ったとき、
さてどうしようと少しだけ迷いはしたものの、
その生徒手帳の時と同じようなスタンスで、
日々の由無しごとをダラダラと綴っています。
そんなわけでかなり雑多です。そして、だいたいが殴り書き(笑)。
とうてい人様に見せられるようではありません。





前年に何があったのか、何を書いているのか判読するのに
自分でもよくわからず少し時間がかかることも(!)。
それもまぁ、おい? 昨年の今日のわたしいったいどうした!?と、
おもしろみに転じています。

「ぼんやりしていた日」とだけ書かれている日もあれば、
「誰々とのメールで涙」と記してあって、
いったい何があったのかとその相手に聞いてみると
「わたしの10年メモには“何を食べておいしかった。”
としか書かれていない」と言われ、謎に包まれる日があったり。
もう忘れてしまっている過去の自分に再会して、
励まされたり励ましたくなったりすることも。



近況
Amleteronで、通常営業のほかにワークショップや
小さなライブイベント、展覧会など随時企画・開催しています。
2013年12月、Bela Muziko!からウルトラミラクルハイパーマルチプレイヤー
Honoka Sakaiの『on the way home』をリリース。
全国の量販店をはじめ、Amleteronでも発売中です。
時々作っているフリーペーパー「Kontrapunkt」を3月に発行して、現在配布中!


10年メモ 取扱店



アマヤフミヨ
高円寺のお店Amleteronのオーナー。
音楽レーベルBela Muziko!代表。時々テルミン。
◎Amleteron http://amleteron.blogspot.jp/
◎Bela Muziko! http://belamuziko.blogspot.jp/
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8 FALL 三品輝起さんの10年メモ





先日、知人の編集者2人と「なnD」という冊子をつくった。

そのなかで、吉祥寺「Roundabout」の小林和人さんと、西荻窪「FALL」の三品輝起さんに対談をしていただいた。おふたりとも雑誌等で文章を書かれているが、そのこととお店をやっていくことに通じるものはあるのかどうか、といった話など。

「FALL」は不思議なお店だ。

週替りで作家ものの器やアクセサリーなどを展示しつつ、輸入雑貨や文房具、CDなどを取り扱っている。そういうお店は他にもあるだろうが、「FALL」は何ともとらえどころのない独自の佇まいをしている。それは店主のパーソナリティによるものなのだろう。

その一端に触れるべく、三品さんの10年メモの一部を公開していただいた。(nu)





三品輝起さんの使い方

字が病的に汚い。自分で読み返せないことなんてざらだ。なのにメモ魔なふしがあって、増えつづける過去の痕跡にどんどん離人感がつのっていく。こんな、みなさまのようなオシャレでスマートな使い方からほど遠い、エントロピー増大手帳を公開していいのかしら……。

左のページ


10年メモは1年目はガマンで、2年目から楽しさがでてくると思う。よって(真矢みき氏の言葉をかりるなら)「あきらめないで」書きつづけてほしい。例えば2013年4月3日。「暴風雨」とある。去年はこんなことなかったのにねぇ温暖化ってやーね、なんて言ってたら、2012年の同日にも「(台風のような)暴風の低気圧」と記されている……。だからなんだってことはないんですが、ある種の世界の傾向のようなものが見えてくるかもしれない。毎年風邪をひきやすい季節、女性にときめきやすい月、無性に青汁を飲みたくなる各種条件、口内炎の周期までわかるようになったら……どうってことないか。あと最近はジョギングしてるので、今日は何キロ走った、みたいな記録もつけてる。



右のページ



(あらためて)おれの字、死んでますねー。右側の白紙スペースにはその日に読んだ本、見た映画、聴いた音楽なんかを書いてみたり。なんか10代の書生さんみたいだな。このように固有名詞をいちいち書きとめて悦に浸ってるような世代は、ダウンロード世代や断捨離世代にはついていけない惨敗兵だ。いずれ彼らに断捨離されるだろう。だけど日記というのはそもそも、望もうが望むまいがモノを所有することへの飢餓感があったころの産物なのだ。時間をとどめて、失わないように楔を打ちつける。という自己満足。いまはすべてが自動でログされてモノが溢れくさってますので、逆にこの手書きの手帳で飢餓感を擬似的につくることができれば、目の前のモノの価値が上がる(なけなしのお小遣いで小説を買ってた中学生のころの状態をつくりだせる)……。わけはない。しかし、自覚はないかもしれないけど、情報を塞き止めて流通量を減らすことで、個々の情報の価値を上げようとしている人はたくさんいるのだ。売りオペレーション。


その他のページ




もはやなんで書いたのかよくわからないが、衆参の選挙制度と定員(一票の格差)の図。敬愛する北杜夫氏のエッセイの抜き書き。『色彩を持たない田崎真也(ソムリエ)と、彼の巡礼の旅』という走り書き。あと年金制度の図。人はなぜ夢を見るのかという最新学説のメモもある(睡眠を守るため、らしいです)……。



はい。といった具合にゴミ溜めみたいな手帳になっている。こちらにご登壇されてる方々のようなコンセプチュアルなものも、アフォリズムもポエジーもない。どうでもいいことを後生大事に書き残しているだけだ。つづけてきた小さな店だって、きっと同じなんだろう。



近況
『nu』編集者もたずさわった雑誌『なnD』に「小林和人(Roundabout, OUTBOUND)× 三品輝起(FALL)」という対談企画で参加してます。今年の「超文学フリマ」のために、企画から入稿まで1週間で仕上げたそうです。



10年メモ 取扱店



三品輝起(みしな・てるおき)
79年京都生まれ、愛媛出身。東京在住。音楽活動としては10年『LONG DAY』(Loule)、12年『OFF SEASON』(RONDADE)をリリース。同年、美術家・武田晋一とともに「OUTBOUND」にて展示「OFF SEASON」を発表。13年3月「iTohen」に巡回。普段は05年より東京・西荻窪にて器と雑貨の店「FALL」を経営。経済誌、その他でライターなどもしている。
fall-gallery.com
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7 蓮沼執太さんの10年メモ




2013年4月に渋谷WWWで開催されたライブ「蓮沼執太フィルのレコ発」も大盛況、
7月に『Music Today on Fluxus 蓮沼執太 vs 塩見允枝子』展も控え、大活躍の蓮沼執太さん。
2年目を迎えた10年メモ、どのようにお使いになっていますか?

蓮沼執太さんの使い方

こんにちは、2年目の10年メモです。僕は毎日出会った人の名前を書いています。
前回の「もこもこスリッパ」さんと一見、形は似ていますが、これは自分自身で書いています。





自分で人の名前をメモする事の大きな理由は2つ
1:毎日、人と出会う事が多いのですが、どうにもこうにもお名前を覚えられない。
2:その時期と名前が記載されているだけで、そのときの自分が何をしたかを考えて思い出せる。

例えば、
4/12だったら、イラストレーターのNoritakeさんと会って、
翌年は一緒に蓮沼執太フィルを制作している清宮さんに会ってた。
4/17だったら、ミュージック・トゥデイ・ラフォーレというイヴェントを
小沢康夫さんと制作していて、翌年はラッパーの環ROYと会っていた。





時間の蓄積や純粋なメモとしての記述だけが残るのではなくて、
未来の自分が「10年メモ」を読んで
「過去を想像する」みたいなことが出来たら素敵だな、と思ったりします。

さて、5月から半月、ナイロビに滞在制作に行ってくるので、
ケニア人の名前が記載されるのでしょうか。

近況
5月よりナイロビにレジデンスに行ってきます。
ナイロビ在住のアーティスト・西尾美也さん、
無人島プロダクションの田口行弘さんとご一緒します。




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蓮沼執太(はすぬま・しゅうた)
1983年東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して国内外でのコンサート公演や音楽アルバムのリリースなどを行う。
主な個展に『have a go at flying from music part 3』(2011年 ブルームバーグ・パヴィリオン|東京都現代美術館)、『音的|soundlike』(2013年 アサヒ・アートスクエア)。7月7日(日)国立国際美術館にて『Music Today on Fluxus 蓮沼執太 vs 塩見允枝子』を開催予定。
www.shutahasunuma.com
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